またしても新聞ねたです。
スウェーデンの北部、フィンランドとノルウェーとの三国境に近いところに、キルナという町があります。北極圏からさらに200kmほど奥に入ったところです。
確か鉄の産出地で、国境を越えてノルウェーのナルビクというところから輸出している、というようなことを、高校の地理の時間に教わった記憶があります。
そこから15kmほど離れた、ユッカスヤルヴィという町に、氷で作られたホテルがあります。ホテル自体は1989年から営業しているようなのですが、今シーズンから「アイスホテル365」と称して、この種の宿泊施設として、世界で始めての通年営業を行う、とあります。
写真などを見ると、さすがに幻想的で、それなりにきれいだとは思うのですが、これを年中維持するとなると、どんな大掛かりな仕組みが必要で、どれくらいコストがかかるんだろう、と、貧乏人はケチなことを考えてしまいます。
旅行情報サイトなどで調べてみると、これまでは冬のシーズンだけ、氷を切り出して建物を作り、春になると消えるという、はかないたたずまいだったようです。
そのほうが日本人の侘び寂び趣味にはあっているように思うのですが…