中国で大気汚染対策として、車両の通行を規制することがあるようですが、ノルウェーのオスロで先日、ディーゼル車の通行規制が行われたそうです。
報道によると、朝9時から夜の22時まで、通院のためのタクシーなどを除いて、走行が禁止されるとのこと。
ラトヴィアの新聞なので、対岸の火事ということなのか、オスロにおける大気汚染発生のメカニズムだとか、市内には122,000台のディーゼル車があって、内72,000台が個人所有であるだの、罰金が1,500クローネだとかいった断片的な情報を小出しにして終わっています(ちなみに、1,500クローネというのは、本日の換算で20,342円くらいです)。
規制実施の背景とか、そのときの様子、混乱はなかったのか(バスとか営業トラックもダメなのかしらん?)、結果どうだったのか(今も規制は続いているのか、解除になったのか、汚染状況は改善されたのか等々)といったことは一切書かれていないので、だから何なのさ、といった不満が残るのですが、現地のニュースなどに当たってみると、天候が予想したほど悪くならなかったので、その日のうちに解除になってしまったそうです。協力する人もいればそうでない人もいたようで、環境問題というよりは、どうも政争の具になっているようにも読めました。
私事ですが、自分は20年ほど前に四駆に乗っていて、エンジンがディーゼルでした。ディーゼルというと大型車のイメージがあって、確かにガソリン車に比べると気持ちエンジン音がガラガラ響いてきたり、エンジンが切りにくかったりしたような記憶があります。それまでガソリン車では自分でプラグを掃除したり、交換したりしていたので、プラグのないエンジンを、興味を持って見ていました。当時軽油はリッター60円台で、今からすると信じられない価格ですね。
ディーゼルエンジンは、先年の排ガス規制不正問題以来、風当たりが強くなっているようにも思いましたが、この種の技術の採用には、日本とは異なる、かの地ならではの価値観があって、そのあたり興味を持って読みました。