【アラスカ】アラスカ・ダブルワーク事情

本業のほかの収入源のことを副業などと呼んでいます。ダブルワークという言葉もありますが、これはサラリーマン、公務員などの勤め人が、本業の勤務時間外に、やはり給与形態の仕事をすることをさすようです。

アラスカにも、こうしたダブルワークに携わる人たちがいるようで、先日地元の新聞に記事が載っていました。元ネタはアラスカ州の労働・職業訓練局なるところが出しているレポートのようですが、新聞社らしく、幾人かのダブルワーカーへのインタビュー記事を添えて、盛り上げています。

複数の仕事先を持つ人の割合は、2016年時点で全米では5%ほどらしいのですが、アラスカではこれが11.2%に跳ね上がる(2015年)。アラスカというと、自然豊かな寒冷地のイメージがあって、事実、一時的な季節労働も多いようなのですが、ダブルワーカーに職種を尋ねてみると、小売店員とか介護職員、レジ係、飲食店従業員、清掃員など、日本の求人雑誌でもよく見る、常連職種がならんでいて、現代社会はどこでも同じなのか、の感慨が否めません…

トータルの収入という点では、ダブルはシングルほど稼いでいない。ひとつの仕事先に勤める人のほうが、収入が多いそうです。あくまで平均的な結果ですが、二股をかけるような勤務をする人に対しては、それなりの評価しか与えられない、ということなのでしょうか。自分の時間を犠牲にして、別の仕事に携わろうとするのは、収入のアップというのが有力な理由と思うのですが、人より多く働いて、報酬はそれ以下、ではやり切れませんね。

Photo via Good Free Photos

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