先日東京のスウェーデン大使館において、「スウェーデンデイ」なるイベントが催されました。
国の名を関した、何とかデイという催しは時々あります。民族衣装を着た人を先頭にしたパレードであったり、その国の物産や軽食類を販売するプロモーションであったり、ステージで音楽やパフォーマンスを実演したりと、いろいろなパターンがあります。この日のスウェーデンの場合は、製品の展示、販売もありましたが、メインは講演にあるように思えました。
大使館の建物内の一角に、大学の階段教室のような小講堂があって、その中でレクチャーがあったようです。そのうちのひとつを聞いてみました。
スウェーデン発祥の家具量販店である「IKEA」の人が英語で、いまはやりの?同社のサステナブル戦略を説明していました。家具というとどうしても木材が主な原料になるため、森林の保護だとかリサイクルだとかいった分野で、これこれの貢献をしていて今後こうしたいと考えている… といった内容でした。
イベントを主催していたのは一橋大学の学生さんで、スウェーデンからの留学生を交えて、かの地のお菓子を振舞ったり、現地の説明などをしていたようです。
なので、出し物に関してはやや素人臭さがありましたが、さすがに学生さんということからか、全体的にアカデミックな雰囲気がありました。
大使館にもいろいろあって、オープンに来客を迎えるようなところもあれば、来訪はすべて本国に伝えるので事前に英文で伺いを立てろ、などと、ガチガチのお役所的対応をとるところもあります。個人的には大使館にはいい記憶がないので、ここの場合はどうなのかな、と気をもんでいましたが、イベント開催という事情もあったせいか、拒絶的な印象がなかったのはよかったと思います。